ボイラの燃料は稼働率に関係なく一定の量で消費される。
ならば、無駄な燃料や稼働時間をエスコ++で制御!
【グラフ1】
通常の運転状況をグラフにしたものです。
1時間当たり11回の点火が行われています。
このうち3回から4回を強制的に停止させることで、燃料を削減させるのです。
【グラフ2】
2機運転の状態にあった、温浴施設の燃料状態を表した図です。
上段がノーマル状態で、下段の赤で表示している部分が制御を行っているものです。
忙しくない部分を大幅にカットすることで、27%程度の燃料を削減することが出来ています。
【図3】
従来のボイラは一ヶ所での温度検知でした。これでは正確な温度を計測するころは出来ません。
エスコ++設置後は図のように全体で温度を計測することになり、正確なデータを検出し、より無駄を削減します。
これまでに多くのボイラ燃料削減の商材が開発・販売されています。
多くの商材は年少効率を上げる装置や、水を混ぜることにより石油が少量で済むなど、燃焼工学や熱化学を無視した製品もあると言われています。
本提案の装置は、シーケンサ使用による燃料削減装置です。これは温水ヒーターなどの燃焼時間や量を自動的にコントロールし、
無駄な燃料や稼働時間を抑制し、適切な燃料を消費させるものです。
この「必要なとき」に「必要な燃料」を消費する作業は当然、人的に行うことが可能ですが、その場合365日24時間、人が装置を制御しなければならず、労務コストが発生します。
この「湯温」が高い場合に運転させないだけの単純な作業をコンピューター制御で実施するのが、
「esco++(エスコプラスプラス)」なのです。
この制御により、ボイラ燃料費は平均20%以上削減することが可能となります。
ボイラ燃料削減の根拠として、5秒間ごとにデータを取得していきます。
本システムにより、強制的に運転を停止させている状態は、本来ボイラが運転を行おうとしているのです。
≪右図の解説≫
1.データのシリアルナンバー
データロガーにより、自動的に割り振られます。
2.データの取得年月日
5秒間ごとにデータを取得します。
3.電力数値
バーナーの通電状況です。交流電源(3相200V)のため、プラスからマイナスへ変動しています。
4.制御表示
High-Mode(火力が強い)数値「7」+Low-Mode(火力が弱い)数値「8」+強制停止数値「1」÷強制停止数値「1」で削減率がわかります。
対前年度比や対前月度比は関係ありません。強制停止は、ボイラやヒーターが点火指示を出した3秒以内に「運転するかしないか」を決定します。そのため「運転しようとしている」のをやめさせるわけですから、
取り付けた日から正確な削減数値を確認することが可能です。また、最大3台まで制御できます。
5.還り温度
ストレージタンクなどより還ってくる湯の温度です。この温度を基本として、ボイラヒーターの運転を制御します。